感謝の言葉は必ず述べる

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感謝の言葉は必ず述べる

大阪に対して良くない印象を持っておられる方も多いでしょう。海外で売られている日本の観光ガイドブックには、かつて「大阪はヤクザの街」と書かれたこともあります。しかし、「怖い」や「がさつ」というのはアクセントの強い大阪弁から勝手に思っているだけであり、実際の大阪人は人懐っこく、そして感謝の気持ちを忘れません。 もちろん他府県民も感謝の気持ちを忘れないでしょうが、大阪人の場合、それを言葉としてストレートに伝える文化があります。

"おおきに"はあいさつ代わり!

おおきに

大阪弁で有名な言葉に「おおきに(ありがとうの意味)」がありますが、大阪人はこの言葉をあいさつ代わりに使っています。 たとえば道を歩いている時に知り合いに会い、少し世間話をした後で「ほなな~。おおきに~」という感じです。絶対にこう言うわけではありませんが、大阪人同士の会話をよ~く聞いていると、「おおきに」というフレーズを何度も耳にするはずです。

何に対しての「おおきに」なのかは、むしろ本人たちも分かっていないでしょう。だからこそ「あいさつ代わり」に「おおきに」を使っていると言えます。この言葉を使うだけで、大阪らしい会話、そして大阪らしい空気感を生むことになります。

店を出る時も言う

有名な話として、飲食店を出る時に「おおきに」と言う方が非常に多いのも大阪の特徴です。お金を払い、お釣りをもらったら「ごちそうさ~ん、おおきに~」というフレーズをほぼ必ず耳にするでしょう。

他府県民の場合、感謝をしても「いちいち言葉で伝えない」ということも多いと言えます。しかし大阪ではストレートに感謝の気持ちを「おおきに」という言葉で伝える文化があり、それが大阪人独特の空気感を作っていると言えます。

他府県民の方にとって、大阪人のように日常的に「おおきに」と言うことは、最初は慣れずに恥ずかしいかもしれません。しかしそれを自然と言えるようになってこそ、大阪の街に馴染んだと言えるでしょう。

「おおきに」という言葉は、ただの方言ではありません。大阪独特の空気を作り出し、そして自然と感謝の気持ちを相手に伝える役割も持っています。

ちなみに、京都でも同じように「おおきに」を使います。飲食店を出る時、コンビニで会計を済ませた時など、京都の方々も自然と感謝の気持ちを相手に伝える文化を持っているようです。

ただし、府民性や街の雰囲気は大阪と京都で大きく異なり、「同じ関西でもここまで違うのか」と感じると思います。しかし、よくテレビで放送されているように「大阪と京都は仲が悪い」というのはウソです。たまに憎まれ口をたたくこともありますが、あくまでも「愛嬌」の範囲内です。