ストレートに行ってはダメなこともある

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ストレートに行ってはダメなこともある

「大阪人はストレートにものを言う」のは本当です。しかし、ストレートの意味が他府県民の皆さんとは少し違うことをご存知でしょうか?これをはき違えて無遠慮にものを言ってしまうと、大阪では最大の屈辱である「面白くない」という烙印を押されてしまうかもしれません。 そうならないよう、「大阪人のストレート」の意味を理解しておきましょう。

思いやりが含まれている

たとえば、飲食店で値段に見合わない味の料理が出てくると、大阪人は「マズい」とハッキリ言います。全員がそう言うわけではありませんが、多くの大阪人はストレートに言うでしょう。

しかしここでの「マズい」のニュアンスには、「もっと修行して旨いもん作れよ!」という激励の意味が込められています。逆にその価値すらないお店であれば、大阪人は何も言わずに立ち去り、二度とそのお店にやって来ることはありません。一方、美味しいお店ならストレートに「旨い!」と言います。

他府県民の皆さんは、どのお店でも大阪人はストレートに「マズい!」と言うと思っておられるようですが、そうではないことを理解しておきましょう。それを勘違いして他府県民の方が「マズい!」と言ってしまうと、「いや、ここは言うタイミングとちゃうで…」と思われるかもしれません。

笑えないものは嫌がられる

大阪人と「ストレート」と、アメリカ人の「ストレート」は全く違います。ストレートにものをいう場合、大阪人はそこに「突っ込める要素」を含ませる傾向にあります。

たとえば商店街で買い物をしている時も、「これ高いわ~。ちょっとまけて~な!」と言う場合があります。するとお店の方は、「ほな、これサービスで付けるわ!どない?」という感じで返しています。

このように、笑いの要素、あるいは突っ込みの要素が含まれている場合は、ストレートにものを言っても構いません。しかしアメリカ人のように「まくし立てるようなストレートさ」は、大阪人は嫌がる傾向にあります。

それを勘違いして何でもかんでも言ってしまうと、「どこに突っ込める要素があるねん…」と思われてしまい、結果、「面白くないやつ」という烙印が押されると考えておきましょう。

いかがでしょうか?上記のような「笑い」「突っ込める要素」「思いやり」のどれかが含まれてこそ、大阪人はストレートにものを言います。一方、どれも含まれてないストレートなものの言い方では、決して大阪人に受け入れてもらえないでしょう。 他府県民の皆さんがこの感覚を理解するのは難しいでしょうが、分からない時はお茶を濁した方が良いかもしれません。